内科・循環器内科
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内科
生活習慣病
「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」といった病気は「私の親もそうだった」「年をとった証拠です」と言った理由だけではなく、塩分・糖分・動物性脂質の多い日々の食生活、運動不足、酒や煙草の飲み過ぎ、ストレスの多い毎日など、日々の繰り返しが体に無理をかけて発症して来るものです。
一口に肥満と言ってもその「程度」よりも脂肪が蓄積している「部位」のほうが問題となるケースが多く、とくにおなかの腸の周りに脂肪がたまる「内臓脂肪」が動脈硬化の進行には要注意です。
生活習慣病の恐ろしいところは、自覚症状がないのにいつのまにか「動脈硬化」という血管の不調を引き起こして、ある日突然に心臓病や脳卒中などの生命に関わる重篤な病気を発症させることなのです。
こういった病気を発病して入院生活を余儀なくされたりして生活の質(QOL)が低下する前に、自分の生活を振り返り、一日でも長く健康で楽しく毎日を送れるようにしたいものです。
当院ではそのお手伝いをさせていただきたいと考えています。
睡眠時無呼吸症候群
寝ているあいだに繰り返し呼吸が止まってしまう病気、睡眠時無呼吸症候群。じつはこの病気も生活習慣病とかかわりがあると考えられています。高血圧症を引きおこしやすくなるほか、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気のリスクも高まるといわれているのです。ご家族に寝ているあいだの呼吸停止を指摘された方や、日中に強い眠気を感じる方は、お早めに受診ください。
検査はご自宅でおこなうことが可能です。検査機器を貸し出しますので、機器を装着した状態で睡眠をとってください。1~2晩ほど検査をおこなっていただき、その記録をもとに診断を確定します。
治療は主にCPAP(シーパップ)と呼ばれる機器でおこないます。呼吸停止の原因となる気道の閉そくを防ぐために空気を送り込む機器です。これを毎晩眠るときにつけていただきます。現状では根本的な治療方法はみつかっていないため、基本的に、治療は症状がある限りはつづけていく必要があります。
当院での内科対象疾患
・高血圧
・脂質異常症
・糖尿病
・風邪、扁桃炎、気管支炎、肺炎
・気管支喘息、肺気腫
・痛風、高尿酸血症
・慢性腎臓病
・アレルギー性鼻炎、膀胱炎など
循環器内科
循環器内科の対象疾患
・狭心症、心筋梗塞
・不整脈(ペースメーカー植込後管理、心房細動抗凝固療法)
・心臓弁膜症
・心不全
・高血圧
・血管疾患(閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤)
治療内容について
高血圧症
家庭血圧の測定、ライフスタイルの相談から血圧のコントロールを始めていき、合併症の検査もおこないます。
不整脈
ホルター心電図、携帯心電計を用いて確定診断をおこないます。ホルター心電図はその日のうちに解析を行い結果の説明ができます。心房細動のワルファリンコントロール、ペースメーカー植え込み後の管理もおこないます。
狭心症・心筋梗塞
狭心症、心筋梗塞が疑われれば、運動負荷試験をおこない、必要であれば心臓カテーテル検査のできる施設をご紹介します。
その他
このほかには心エコーや頸動脈エコー、血圧脈波測定、エルゴメーター運動負荷試験といった検査を用いて病気の診断、経過観察をおこないます。
当院での検査
頸動脈エコーによる検査
頸動脈は体表面から近い位置に位置するので非侵襲的に動脈を観察することができます。また、頸動脈は全身の血管の中でも動脈硬化が起こりやすい場所であり、危険因子を多く持った方の動脈硬化のスクリーニングとして有用です。
ホルター心電図
ホルター心電図は約24時間連続して心電図を記録する検査です。通常の心電図の実質記録時間は数十秒とごく短時間であり、記録中に現れない異常は検出できません。このような一過性の異常や日常の動作中に発生する異常を検出するための検査です。機械を装着している日は入浴できませんが、そのほかはいつも通りの生活をしていただけます。
運動負荷試験
安静時には異常が認められない場合でも、運動という心負荷をかけることによって心筋の虚血状態が引き起こされやすくなり虚血性心疾患の診断の一助となります。不整脈がある方、心臓病の既往のある方が日常生活で問題なく運動できるかどうか、実際の運動に際して注意しなければならない多くの情報を得ることもできます。当院では固定自転車によるエルゴメーター負荷試験をおこなっており、検査中は、心電図、血圧、心拍をモニターしています。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤は、足のだるさ、むくみ、下肢の表面の血管が浮き出るといった症状が起こる病気です。主な原因は静脈の弁が異常をきたしていること。まず医師が足の状態を確認し、必要に応じてエコー検査をおこなって診断をします。 足が腫れには多くの原因がありますので、下肢静脈血栓症や、その他の内臓の病気と鑑別し、原因に応じた治療をおこないます。